台所の奥から昔使っていたトースターを発見。 オイラが子供のころでさえ古くさいと思っていたものである。 ブランドは「富士電機」、今では自動販売機で国内シェア1位の会社だが、昭和40年代までは洗濯機や掃除機などの家電も製造していたのだ。
この富士電機製トースターは、両開きの蓋にパンを入れて焼くのだが、タイマーが無いので様子を見てないと焦げてしまうのだ。焼き方を失敗すると包丁の反対側で焦げを削り取るのがお決まりの行動であった。 このトースターはパンの片面しか焼けないので、焼けたころ蓋を開き反対側をもう一度焼いて両面焦げ目を付けるのだ。蓋を開くとパンが自然に反対側になるのは便利だが、両面焦げ目を付けるのに二度手間となり時間がかかるので使い勝手は悪かった。
そんな時代に現れたポップアップトースターは、自動でパンが焼ける便利な最新家電であったのだ。もちろん焦げを削り取ることも無くなった。