本町三丁目の夕日 ~昭和レトロ雑記帳~

懐かしさ漂う昭和の風物や思い出等を独自の見解で語るブログです(^^♪

2016年08月

ポキール

ポキール


この羽根付きキューピーを見て、思わずニャっとした方は、小学生のころポキール経験者であろう。昭和30~40年代までは、ハエが室内を飛び回ってたりと食生活において不衛生な時代であった。また、昔は人糞肥料の野菜を食べることがあったので、ぎょう虫が体内に侵入する可能性があったのだ。そんな訳で小学3年生まで、ポキールというシールを肛門に貼り付け、ぎょう虫がいるかどうかを検査させられたのである。


ぎょう虫がいると、お尻がかゆくなり、その為に落ち着きがなくなったりするらしく、オイラは親から「虫がいるんじゃないか?」とよく言われていた。しかし、検査で陽性になったことは一度もなかった。当時はウォシュレットなんて無く、単に不衛生で肛門がかゆく、落ち着きがない性格だっただけのようである。


その当時、学校ではクラスの保険委員を皆がやりたがらなかった。何故かといえば、クラス全員のポキール集めをさせられるのが嫌だったからである。そして、シールにウンチをはさんで、膨れたポキールを持ってくるのがいるなんて恐ろしい噂もあったからだ。


ところで、羽根付きキューピーには「丸輪太郎」という名前があるそうだ。丸輪は、シールに◎が印刷されているからだろう。衛生環境が良くなったことで、ぎょう虫検査は廃止になるそうであるが、丸輪太郎の姿と微妙な微笑みを忘れることはできない。

ポンジャン

ポンジャン

昭和51年(1976年)に「ポンジャン」という子供向け麻雀もどきのゲームが発売された。今で言う「ドンジャラ」のようなゲームである。当時中学生だったオイラもポンジャンを所有しており、自分の部屋に友達を集めてはよく遊んでいたのだ。今思えば、いい若者が部屋にこもり麻雀もどきの遊びをやっていたとは、不良のたまり場に見られても不思議ではなかった。もちろんオイラは不良ではなく、健全なゲームとして楽しんでおり、終了後には学習塾へ通っていたのである。つまり、オイラの家は塾の隣りだったので、塾仲間が時間つぶしに寄り道してたということなのだ。このポンジャンだが、実はオイラにとって生まれて初めて経験した記念すべき物なのだ。何と、少年サンデーの懸賞で当選しプレゼントされたのだった。 そんな訳で、今でも捨てるに捨てられず、押入れの奥底に保管しているのである。

ところで、ポンジャンは当時「アノア」という会社が販売しており、テレビCMも流れていた。女の子が「ポンジャンは、アノア、ア~ア~ア~」と言いながら、高く詰まれた座布団から落ちるという、何ともつまらいシャレが入っていたおかげで印象に残ったCMだった。

   初代ポンジャンCM





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